激安4k ディスプレイ Seiki Digital SE39UY04を買った

このページを書いている時点で約$400で売られている4k ディスプレイをamazon.comで購入した。
商品のページ
本来はアメリカ向けのTVとして作られているがHDMIケーブルかVGAケーブルを使ってPC用ディスプレイとして使える。
もちろん日本ではそのままTVとして使えないので基本的にPC用に使う事になる。
一番の特徴はこの値段で3840x2160の高解像度と1920x1080の解像度で120Hzで表示できること。
しかし, HDMI1.4にしか対応していないのでHDMI1.4の規格の制限で3840x2160では30Hzの表示になってしまう。

スペック

解像度: 3840x2160, 1920x1080, 1680x1050, 1600x900, 1440x900, 1400x1050, ..., 1024x768
2560x1440@55Hzもできたが, スケーリングしているせいかぼやけて見える。
リフレッシュレート:3840x2160では30Hzまで。1920x1080以下では120Hzまで
大きさ: 39inch
50inch, 65inchのものもある.
箱の大きさ(自分で測定): 98x67x16cm
箱を含めた全部の重さ(郵便局の人が測定) 17kg
入力: HDMIx3, VGAx1(15 pin, D-sub), 2 USB, など
(USBはフラッシュメモリにあるjpeg画像を表示したりMP3 Audioを再生できるらしい)
(USBはファームウェアのアップデートにも使用)
DVI, display portの入力端子は無いので注意。
Dynamic Contrast Ratio-Panel:4000~5000:1
明るさ: 350Cd/M^2
応答速度(GtoG): 6.5ms

4k出力対応GPU

ネットで見たところ, Geforceだと600系以降が対応しているらしい。
ゲームをしなくてデスクトップで作業するだけの人は一番安いGeforce630で十分らしい。
自分のPCのIntel HD 4000では4k出力に成功したので, Intelの場合はそれより新しければ大丈夫だと思う。
ネットでググるとIntelがHD4000で4k出力に対応するドライバをリリースしたよという記事があった。
HDMI ver1.4以上に対応しているGPUならほぼ大丈夫?
Geforce230Mを搭載したノートPCでも一応4k出力したがときどき画面が映らないときがある。

購入

Amazon.comから購入した。他にも販売しているサイトがあるようだ。
Amazon.comのアカウントで普通に購入することができた。
購入時はAmazon.comが直接販売していたが, 今は販売を止めて他の業者がamazonで販売を行っているようだ。
5年保証の商品も一緒に勧められたがそれは日本から購入する事はできなかった。
購入時の値段, 送料等は
Item(s) Subtotal: $499.99
Shipping & Handling: $120.62
Total before tax: $620.61
Sales Tax: $0.00
Import Fees Deposit $31.03
Total for This Shipment: $651.64
1月30日の夜に注文して2月4日に到着した。送料が一番安いのを選んだが一週間も掛からずに到着した。
購入時は$499.99だったがそれから約一週間後に$399.99で売られていた。
amazon.comでamazonから売られているTVにはLow Price Guarantee(日本語だと最低価格保証だろうか)がついている。
商品が発送されてから14日以内にqualifying retailerで購入時より安い値段で売られているのを見つけたら
amazonに連絡すると差額を返金して貰える。
しかし数日で$499.99の値段に戻り, チャンスを逃してしまった。

設置

箱にはディスプレイ本体, リモコン, リモコン用乾電池, HDMIケーブル(2mぐらい?), スタンド, スタンド固定ねじ5個, 薄いマニュアルが入っている。
付属ケーブルの長さに問題なければ, HDMI出力のあるPCでは特に追加でケーブル等を購入する必要は無い。
Display port, DVI端子しか無いPCではHDMI変換器等が必要になるらしい。
机にディスプレイを置くため, ディスプレイの下にスタンドを付属ネジ5本で固定して設置した.
後はHDMIケーブルをPCに繋いで, コンセントにさせば設置は完了。
アメリカ向け製品であるが, 変換器等がなくてもそのまま日本のコンセントが使えた。
HDMI経由で本体付属のスピーカーから音を出せるらしいが, いつも通りPC本体に接続したヘッドフォンを使う事にした。

準備

設置後は画面右下の裏にある電源ボタンかリモコンの電源ボタンで画面が点く。
起動に数十秒かかるが, その後に初回設定画面がでるので言語やtime zoneを適当に設定。
アメリカ向けTVなので日本語のメニューは無い。フランス語とスペイン語(?)は対応しているようだが。
その後にリモコンか本体のsouceボタンを押してHDMIに切り替えるとPCの画面が映るようになった。
これで終了かと思いきや, まだやる事はある。
デフォルトの設定では文字がぼやけたり, 輝度が高すぎたりするので調整が必要だった。
リモコンのMenuボタンを押してSharpnessを0に, SetupのNoise Reductionを0に設定する。
ネットで調べた所, Menuボタンを押した後に0を4回押すとFactory Menuというのがでるのがわかった。
OthersのBackLightを40に設定した。

PC側の設定(4k編)

Windows8で4k画面にしてみようとしたが, 最初は画面の解像度から3840x2160を選ぶ事ができなかった。
PCはIntel HD 4000とNVIDIA Geforce650MのOptimusが載ったノートPCである。
Optimusなので, 画面出力関係に関してはIntel HD 4000だけが搭載されたノートPCとほぼ同等である。
Radeonや普通のGeforceが載ったPCだと普通に3840x2160を選べるのだろうか?
Intel HD 4000用のドライバの最新版をインストールしたが, ダメだった。
そこでネットで調べた所, 以下の手順で4k解像度にできた。
  1. winキー+rキーを押して"customModeApp"を起動する
  2. ディスプレイの選択でSE39UY04(またはSE50UY04)を選択
  3. 幅:3840, 高さ:2160, リフレッシュレート:24, タイミング標準:CVT-RBを入力
  4. 追加した後にインテルのグラフィックス・コントロールパネルを起動
  5. ディスプレイの画面に行って解像度から3840x2160を選択
ディスプレイのスペックとしては3840x2160で30Hzでるはずだがカスタム解像度では30Hzを設定するとエラーがでてしまう。
Intel HD 4000では4kで24Hzが限界なのだろうか?
カスタム解像度の詳細設定でもっと詳しく設定できるようだが。
パラメータの意味はよく知らないので, 後で調べる事にしよう。

PC側の設定(120Hz編)

120Hzも残念ならがデフォルトでは選択できない。
4kのときと同様にカスタム解像度を追加する必要があった。
しかし1920x1080の解像度で120Hzを設定すると最大帯域幅を超えているとエラーがでる。
1920x1080では75Hzにするのが限界のようだ。
色々試した結果, 1440x900以下の解像度であれば120Hzにする事ができた。
ネットで調べたところ, se39uy04では120Hzのときにフレームスキップされるらしい。 ソース
se50uy04ではそのような事はないらしい。
se39uy04ヘse50uy04用のファームウェアをインストールするとフレームスキップは無くなるらしいので試してみた。
seikiのサイトからダウンロードしたse50uy04用ファームウェアを解凍し, Fat32でフォーマットされた空のUSBにコピーした。
USBをディスプレイに差し込んで, Menu0000と押して, Software Upgradeを実行した。
フレームスキップが無い事は以下のサイトで確かる事ができる。

TestUFO: Frame Skipping Check
できるだけ他のプログラムを閉じた後に上記サイトを開いて, 120FPSになっている事を確認する。
VALIDと表示されたらディスプレイをカメラで撮る。
撮った写真に白い四角の軌跡が連続してでていればOK。
もし軌跡が途切れ途切れになっているとフレームスキップされている。
フレームスキップがなければこんな写真になる。

4kコンテンツ

初期不良を交換

購入時にドット欠けが七個ぐらいあったので不良品としてAmazon.comに交換を申し込んだ。
しかし交換品にもドット欠けが同じぐらいあったので再びAmazon.comに交換を申し込んだ。
不良品2台は郵便局のEMSを利用して送り返した。
郵便局へ電話するかwebから申し込みをすると無料で自宅まで荷物を取りに来てくれる。
郵便局の人が自宅に来て荷物の大きさと重さをその場で測っていた。
最初はSAL便にしようとしたが郵便局の人がサイズが大き過ぎてEMSでないとダメだと言われた。
アメリカに送るにはインボイスも必要と言われたので作成した。
EMSは着払いにはできないので, 荷物を取りに来た郵便局の人にディスプレイ2台分の送料43400円を支払った。
その後Amazonにトラッキングナンバーと送料を伝えると自分のクレジットカードに43400円相当の$が振り込まれた。
荷物のトラッキングを調べると2日程でアメリカについたがその後ずっと国際交換局で止まったままになった。

評価

良い所

悪い点

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